What you'll get from this guide
- 住宅向けメール、商業通知、SMS文面をそのまま利用可能
- 年次改定、契約更新、サービス改善時の適切な送付タイミングを整理
- 安易な値引きに流れず利益率を守るための反論対応スクリプト付き
このテンプレートが重要な理由
値上げは清掃会社にとって最も早く利益率を改善しやすい動きですが、多くの事業者は会話のしづらさから先延ばしにします。
このページでは、住宅顧客向けメール、商業契約向け正式通知、カジュアルな関係向けSMS、そしてよくある反論への返答をまとめています。
そのまま使っても構いませんが、顧客層に合わせてトーンやタイミング、スコープ表現を調整してください。目的は丁寧さよりも明確さです。
いつ値上げするべきか
| タイミング | 向いている相手 | 機能する理由 |
|---|---|---|
| 年次改定(1月1日や会計年度初日) | 定期利用の住宅顧客 | 新年度や新予算のタイミングでは、顧客側も年1回の見直しを受け入れやすい。 |
| 契約更新前 | 商業・清掃管理契約 | 更新プロセスの一部として見せられるため、中途のサプライズになりにくい。 |
| 見える改善を入れた直後 | 改善内容を理解しやすい顧客 | サービス内容が明確に変わった後は、単価上昇の説明がしやすい。 |
クレーム、清掃ミス、品質問題の直後に値上げ通知を出してはいけません。まずサービス問題を解消してください。
どの程度上げるか
住宅の定期清掃では、コスト上昇が明確な場合や料金据え置き期間が長い場合に、5〜10%程度の調整を行う事業者が多いです。大きな改定が必要なら、一度に上げるより段階的な方が受け入れられやすいことがあります。
商業契約では、契約書に価格改定条項が入っている状態が最もきれいです。その場合、この通知は交渉というより確認になります。必要なら 商業清掃契約テンプレート から契約文言を整えてください。
STRやターンオーバー清掃では、一律ではなく物件ごとに調整してください。補充作業、同日対応、備品の複雑さが大きく違います。
テンプレート1:住宅顧客向けメール
件名:清掃サービス料金改定のお知らせ(2026年)
[顧客名] 様
[日付] より、当社の清掃料金を改定させていただくことになりましたので、事前にご案内いたします。
現在の [週1回 / 隔週 / 月1回] サービス料金は1回あたり $[現在料金] ですが、改定後は $[新料金] となります。
これは、前回料金設定以降に上昇した人件費、消耗品費、保険料、その他運営コストを反映したものです。調整はできる限り控えめかつ頻度を抑える方針で、今回は [Xか月] ぶりの改定です。
サービス内容そのものは変わりません。訪問スケジュール、品質基準、住まいへの配慮はこれまで通りです。加えて、前回料金設定以降に [具体的な改善内容] を実施しました。
ご質問があれば、このメールへ返信いただくか [電話番号] までご連絡ください。
いつもご利用ありがとうございます。
[あなたの名前]
[会社名]
[電話番号]
テンプレート2:商業契約向け料金改定通知
件名:[会社名] 年次料金改定のお知らせ
[担当者名] 様
[原契約日]付のサービス契約書第 [X] 条に基づき、[物件名 / サイト名] における清掃サービス料金の年次改定を以下の通りご案内いたします。
適用開始日:[日付]
現行月額:$[現行]
改定後月額:$[新料金]
改定率:[X]%
本改定は、当該サービス年度における人件費、資材費、保険料の上昇を反映したものです。別途書面合意がない限り、作業範囲、頻度、担当チームは変更ありません。
受領確認をお願いいたします。スコープ見直しやサービスレベル変更の相談が必要な場合は、[電話番号] または [メール] まで直接ご連絡ください。
敬具
[あなたの名前]
[役職]
[会社名]
テンプレート3:SMS版
[名前]さん、簡単なお知らせです。[月] から [週1回 / 隔週] の清掃料金が $[現在料金] から $[新料金] に変わります。コスト上昇に対応しつつ、今まで通りの品質と安定性を維持するためです。それ以外は変わりません。質問があれば気軽に連絡してください。— [あなたの名前]
短く、具体的に。通常はSMS2通分以内に収めるのが理想です。
テンプレート4:実際によく出る3つの反応
「結構大きい値上げですね。」
「ごもっともです。ここ [Xか月] は料金を据え置いてきましたが、その間に人件費、保険料、消耗品費が上がっています。この調整は、品質を落とさずにサービスを続けるためのものです。ご予算面が気になる場合は、頻度やスコープの調整も相談できます。」
「前の料金のままにはできませんか?」
「スコープの見直しは可能ですが、以前の料金を無期限に維持することはできません。新料金は、現在の品質を安定して提供するために必要な水準です。」
「他社も検討するかもしれません。」
「もちろん問題ありません。比較される際は、保険、安定性、消耗品込みかどうか、品質管理、問題発生時の対応まで見ていただくと判断しやすいと思います。」
大半の顧客は何も返答しません。返答する少数は、不満の表明というより安心材料を求めていることが多いです。
交渉しない方がよい場面
- 一人の反発に対して自動的に値引きしない。
- 価格譲歩の前に、作業範囲の見直しを提案する。
- 本当に予算を下げたい顧客には、旧料金維持ではなく頻度削減やオプション削除を提案する。
新料金のままスコープを減らす方が、旧料金のまま隠れ値引きするより健全です。
FAQ
値上げ通知はどのくらい前に出すべきですか?▼
なぜ値上げするのか説明すべきですか?▼
解約すると言われたら交渉すべきですか?▼
商業契約で契約期間中に値上げできますか?▼
関連ガイド
住宅清掃料金ガイド2026:計算式と価格防衛スクリプト — 初期料金を正しく設定し、後の値上げ幅を小さくする。
清掃提案書の書き方 — 年次改定の余地を残す価格設計の考え方。
商業清掃サービス契約テンプレート — 商業顧客向けの価格改定を扱いやすくする契約文言を含む。
清掃ビジネス週間計画テンプレート — スケジュール、フォローアップ、請求の週次運用に使える。
料金改定を1つの運用システムで管理する
ServiceHubは会話そのものを置き換えるわけではありませんが、運用面の混乱は減らせます。顧客情報、定期請求、契約、請求履歴を1つにまとめれば、年次改定がメールやメモに散らばりません。
- 顧客ごとの現行料金、訪問頻度、契約条件を1レコードで保持
- 今後の定期請求や請求書を、運用全体を作り直さず更新
- 問い合わせ時にも、コミュニケーション履歴・作業履歴・フォローアップを同じ場所で確認
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