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価格設定

HVACサービス価格表(2026年版):顧客に見せる内容と見せない内容

顧客向けのHVAC価格表は、社内のフラットレート価格表とは別物です。掲載すべき項目、外すべき項目、レンジの使い方を整理します。

読了8分2026年3月15日

What you'll get from this guide

  • 顧客向けHVAC価格表の役割は、信頼形成と期待値調整です。診断前に確定見積を約束することではありません。
  • まず見せるべきは診断費、点検価格、メンテナンスプラン価格、代表的な修理レンジです。
  • 部品単価の細分化や時間単価の公開は、フラットレートモデルを弱めやすいため通常は避けます。

価格表と価格ブックは役割が違う

多くのHVAC会社には、社内向けのフラットレート価格ブックと、顧客向けの価格表の両方が必要です。

価格ブックは利益を守り、社内の見積整合性を保つためのものです。価格表は、顧客の『だいたいいくら?』に先回りし、価格が場当たり的ではないと伝えるためのものです。

この2つを混同すると、不要な価格交渉を招くか、逆に何も見せず不信感を生みます。

良い顧客向け価格表の役割

  • 『だいたいいくら?』という疑問を、最初の電話前に軽くする
  • 透明性と一貫性を示し、価格が場当たりでないと伝える
  • 現地での価格ショックを減らす
  • 価格に合わない見込み客を早めに選別する

逆に、診断前の確定価格表、社内原価表、細かい部品交渉用シートになってはいけません。

価格表に載せるべき項目

診断 / サービスコール料金

最初に載せるべき項目です。何が含まれるか、修理に進んだ場合どう扱うかを明記します。

点検・メンテナンス訪問価格

検索されやすく、電話につながりやすい代表サービスです。

代表的な修理レンジ

確定価格ではなくレンジで示します。設備状態、部品、アクセス条件で最終価格は変わるためです。

メンテナンスプラン価格

販売しているなら年額と内容を載せます。価格調査をしている顧客は、プランにも関心を持ちやすいです。

顧客向けに見せやすいHVAC価格レンジ(2026年)

サービス目安レンジ補足
診断 / サービスコール$79〜$129修理に進んだ場合に充当する会社も多い
AC点検$89〜$149春の点検、コイルや基本動作確認を含む
暖房点検$89〜$149秋の点検、安全性と性能確認を含む
コンデンサ交換$109〜$179比較的多い単独修理
コンタクタ交換$129〜$199制御系の代表修理
サーモスタット交換$149〜$299機種による差が大きい
ブロワーモーター交換$395〜$595部品+工賃
コンデンサーファンモーター$349〜$525部品+工賃
冷媒補充(1lbあたり)$50〜$150市場と冷媒種別で差が出る
エバポレーターコイル交換$895〜$1,495設備条件で差が大きい
コンプレッサー交換$1,295〜$2,495全体交換判断を含めた評価が必要なことも多い

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価格表から外すべきもの

  • 部品単価だけの表示 — 不要な価格交渉を招きやすい
  • 時間単価 — フラットレート運用を弱めやすい
  • 変動の大きい大型案件 — 交換、ダクト改修、コンバージョンは正式見積へ回す方がよい

顧客向け価格表は、最もよく聞かれる質問に答えつつ、すべてを事前価格化しようとしないのが実務的です。

どこに載せるべきか

Webサイト

価格ページやサービスページの一部として掲載すると、比較中の見込み客に効きます。

見積フォローの中

価格表を添えると、価格が一貫していることを示せます。

技術者の端末

現場で聞かれたときに、オフィスへ確認せずに同じ価格ロジックを参照できます。

ServiceHubのフック:サービスカタログを使えば、電話見積、現場見積、予約導線で別々の価格が出る状況を避けられます。

どれくらいの頻度で更新するか

最低でも年1回、春の繁忙前には見直すべきです。労務費や部材費が大きく変わった時も早めに更新します。

顧客向け価格表はレンジなので、社内価格表ほど頻繁でなくてもよいですが、現実離れした数字のまま放置してはいけません。

?FAQ:HVAC顧客向け価格表

修理価格を正確に公開すべきですか?
通常はおすすめしません。よくある修理はレンジで見せ、正確なフラットレート価格は現地診断後に確定する方が安全です。
時間単価は公開すべきですか?
フラットレート販売をしているなら通常は不要です。顧客の関心を“作業時間”に寄せてしまいます。
顧客が最初に知りたい価格は何ですか?
診断費です。ここが曖昧だと、他の価格も不透明だと受け取られやすくなります。
社内のフラットレート価格ブックとの違いは何ですか?
社内価格ブックは利益と一貫性を守るための価格エンジンです。顧客向け価格表は信頼形成と期待値調整のための簡易版です。
メンテナンスプラン価格も載せるべきですか?
販売しているなら載せる価値があります。価格調査中の見込み客は、プラン提案にも反応しやすいです。

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